こんにちは!shippoです。
先日、証券口座のアプリを開いて、あるファンドの評価損益をじっと見つめました。マイナス2,200円。
NISAで毎月コツコツ積み立てていた、インド系の投資信託「iFreeNEXTインド株インデックス」です。何年も積み立てて、答えがこれでした。
育たない投信と向き合った、50代主婦の記録
売る前に調べた、NISAの損と枠のルール
私が決めた「プラスになったら売る」ルールの理由
毎月積み立てていたのに、ほぼ動かなかった
ショックだったのは、マイナスの額そのものではありません。同じ口座の中で、同じように積み立ててきたS&P500は+30%以上になっていたことです。

同じお財布の中で、この差…
同じ期間、同じ積立。置き場所が違っただけで、こんなに差がつく。「分散のつもりで持っていた」ものが、実は攻めもせず守りもしていなかった——数字を並べて、初めてそれがはっきり見えました。
不思議なのは、このファンド自体のグラフを見ると、設定来ではちゃんとプラスになっていることです。じゃあなぜ私はマイナスなのか。答えは買った時期でした。ファンドは2023年から2024年にかけて大きく上がって、その後はずっと高値圏で横ばい。私の積立はこの「上がったあとの平らなところ」が中心だったんです。積立の時間分散も、ずっと横ばいの相場では救ってくれない——ファンドが悪いというより、これはタイミングの現実でした。
なぜ買ったのか、なぜ積立をやめたのか
買った理由は、ちゃんとありました。インドは人口が増え続けていて、若い労働人口が多い。だから長い目で見れば経済成長が見込める——そう勉強して、納得して選んだんです。当時はインド投信がちょっとしたブームで、いろんなサイトや楽天の講演会でも話題になっていて、学ぶ機会が多かったのもあります。
リスクも考えたつもりでした。あてたのは毎月の積立のほんの一部だけ。「何かあっても諦められる」と思える金額に決めて、一括ではなく積立にすれば時間の分散も効く、と。考えて、備えて、それでもこうなることがある——それがこの記事でいちばん伝えたいことかもしれません。
最初の1年くらいマイナスなのは、想定内でした。投信は最初そういうものだと思っていたので、気にもしていなかった。でも、積み立てているのにプラスの月がほとんどない。ほぼずっとマイナス。「積立していても、これか」と(笑)。それで少し前に、積立だけは止めました。売るかどうかは決められないまま、宙ぶらりんの「塩漬け一歩手前」で持ち続けていた——それが先日までの状態です。
売る前に調べた、4つのこと
① NISAの中の損失は、税金の面で使い道がない
課税口座なら、損失は他の利益と相殺(損益通算)できます。でもNISA口座の損失にはそれがありません。「いつか戻るまで待つ」ことに、制度上のご褒美は何もない——これを知って、待つことの意味を考え直しました。
② 売っても、NISAの枠は翌年復活する
新NISAでは、売却した分の生涯投資枠(買った時の金額ベース)が翌年に復活します。「せっかくの枠がもったいない」は旧NISAの感覚で、今は入れ替えが制度として普通にできる。ただし、その年の年間投資枠は復活しないので、そこだけ注意です。
③ インド系投信は、信託報酬が高めのものが多い
調べて、はっきりしました。iFreeNEXTインド株インデックスの信託報酬(持っているだけでかかるコスト)は年率0.473%(2026年7月時点)。私が積み立てているS&P500やオルカンのインデックスファンドは0.1%を切る水準なので、ざっくり5倍以上です。育っていないのに、コストだけは5倍払い続けている——皆さんも、持っているファンドの信託報酬を一度見てみてください。
④ ファンドの純資産総額が減り続けている
もうひとつ、すごく気になったのがこれです。私の損益ではなく、ファンド自体の純資産総額が減っている。ブームが去って、資金が流出しているということです。純資産が減り続けるファンドには、運用が続けられなくなって繰上償還(予定より早い強制終了)になるリスクもあると知りました。私のファンドはまだ規模が大きいので今すぐの話ではないでしょうが、「純資産の減少はファンドの体力の話」だと知ったのは大きくて——「ただ待つ」を考え直した、いちばん大きな理由かもしれません。
それでも今すぐ売らない|私が決めたルール
ここまで並べると「今すぐ売ればいいのに」という結論に見えますよね。理屈では私もそう思います。買った値段は市場には関係ないので、今売っても、プラスになってから売っても、その後の値動きは変わりません。
でも、マイナスのまま手放すのは、どうにも気持ちが受け付けなかったんです。



2,200円の損より、「損して終わった」って記憶になるのがいや(笑)
だから決めました。「プラスになったら売って、卒業する」。これは投資のテクニックではなくて、気持ちとの折り合いのつけ方です。合理的ではないかもしれない。でも「いつか戻るかな」とただ眺めるのと、「プラ転で売る」と決めて待つのとでは、心の置き場所が全然違います。塩漬けが「保留」に変わりました。
売ったあとのお金は、どうする?
いま考えているのは2つ。攻め枠としてナスダック100を少しだけ試すか、いっそ実績のあるS&P500に足すか。攻めるとしても上限は決めるつもりで、一括ではなく積立で入れる予定です(一括は怖いので笑)。このあたりは、決めたらまた報告します。
私の積立の考え方は「積立インデックスで気持ちがラクになった話」と「S&P500とオールカントリーを両方買う理由」に書いています。
まとめ:「売る基準」を決めたら、ラクになった
育たない投信を持ち続けるモヤモヤの正体は、「決めていないこと」でした。売る基準を自分で決めたら、同じものを持っているのに気持ちが軽い。塩漬けに悩んでいる方は、売る・売らないの前に、「自分のルールを決める」をやってみてください。
※この記事は一人の主婦の体験談です。過去の成績は未来を保証しませんし、投資の判断はご自身のペースと責任でどうぞ。
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