小4になって受験勉強が本格的に始まったときに、「低学年のうちにやっておけばよかった!」「やっておいてよかった!」と思うことがありました。今回は、わが子が中学受験をしたママとして、塾講師としての経験を踏まえながら、低学年におすすめの中学受験の土台づくり5つを紹介していきたいと思います。
低学年におすすめ!中学受験の土台づくり5つ
- 毎日ちょっとの学習習慣
- ことばの力を育む
- 算数の基礎を身につける
- 好奇心を育てる体験や生活習慣
- 書くことへの抵抗感をなくす
塾に通って学習することが中学受験の準備のイメージが強いですが、実際には低学年からの土台づくりがとても大切になってきます。
毎日ちょっとの学習時間
中学受験の学習塾に通いはじめて、驚いたのが宿題が多いこと。塾の授業は頑張って受けてくるとして、宿題は家庭でやらなければなりません。毎日少しずつ机に向かうようにしていたことで、子どもたちもさほど苦痛に感じずにやっていた印象でした。「やりたくない!」というよりは、「早く終わらせてしまおう!」という意識の方が強かったと思います。もちろん、学年が上がるともっとやることは増えていくので大変そうな時もありましたが、最初につまずかずにスタートできたところが良かったと感じた点です。
「学校の宿題をきちんとやる」が基本
まずは学校の宿題をきちんとやっていくことで、学習習慣の基本を身につけていきましょう。宿題をやっているときは傍らでみてあげれるとよいのですが、ママたちも忙しいので毎回というわけにもいきませんよね。私も忙しい時には見てあげられない時もありましたが、できる限り見てあげることが大切です。お子さんが何につまずいているのかを知ることができますし、お子さんのやる気にも繋がります。

低学年の家庭学習ではどんな教材を使う?
低学年のうちは学校での学習がしっかり身にいていれば、無理に先取りをする必要はありません。学習習慣を身につけるなら、学校の宿題に少しプラスの学習量がおすすめです。通信教材や書店で売っている教材でも構わないので、お子さんが続けられるものを選んであげてください。
うちの子たちが使っていたのは、『いちぶんのいち』という教材。1日1枚20分で取り組めるとされていて「これだけやれば終わり!」とわかりやすくて取り組みやすかったようです。シンプルなのでお子さんによっては向き不向きがあるかもしれませんが、低学年のうちはこれぐらいなら続けられるという学習量。内容も学校の学習にそって作られているので、学習の基礎を身につけるには十分でした。
ことばの力を育む
中学受験の国語の文章量は平均6,000字と言われますが、難関校では10,000字を超えることも。6,000字だとしても、原稿用紙15枚分!!これを限られた試験時間で読んで問題を解くことは、小学生にとって簡単ではないことはわかっていただけると思います。これは国語だけでなく、全ての教科で共通して言えることです。算数でも問題用紙1ページまるまる問題文なんてことも。
文章を読むスピードを上げることは一朝一夕にはいきません。低学年からの読書は、長文読解や思考力、語彙力をあげるために非常に有効です。
読み聞かせから読書習慣へ
文章を読む力をつけるには、読書が1番。楽しみながら読書習慣を身につけることができるように心がけましょう。うちの場合は、毎晩寝る前に、子どもたちに好きな本を選ばせて読み聞かせすることから始めました。自然とこちらが何も言わなくても子どもたちは寝る前に本を選ぶようになり、待っている間に自分で読んでいるようになりました。

図書館に通うことをルーティン化もおすすめ
うちでは低学年のうちは2週間に1度図書館に行くことにしていました。図書館では好きな本を選ばせたり、時には一緒に本を選んだりします。2週間後には返却のために図書館に行き、また本を借りるということをルーティン化しました。
息子は、漫画からいろんな分野の本を毎回借りられる冊数ギリギリまで選んでいました。それに対して娘が借りる本は、「もしかして名探偵」シリーズばかり…なかなかこちらが読んでほしい本は読んでくれませんでした。でも、ママや先生になりきって読み聞かせをすることが好きで、私が読んでほしい本をリクエストして私に娘が読み聞かせしてくれていました。読書好きになったとは決して言えませんが、何もしないよりは文章に触れることができたんじゃないかなと思います。
最初は絵本、漫画、迷路やクイズの本でも全然OKだと思います。とにかく手が届くところおいて、いつでも読書ができる環境を作ってあげることがポイントです。家族で読書時間を作ったり、1人で読むのが難しいものは一緒に読んだりするなどきっかけ作りして行ってほしいです。
学校の音読宿題を活用する
音読の宿題は、多くの学校でよく出されていますよね。せっかく毎日やっているなら、ただ読むという作業で終わってしまわないように有効活用し来ませんか。いつものことと流してしまわずに、内容について質問したり、感想を聞いたりしてみてください。ちょっとした積み重ねが、ことばの力を伸ばすことに繋がります。
算数の基礎を身につける
学校の計算ドリルのレベルを速く正確に
難しい問題を解くことより、簡単な計算を速く正確に解けるようにすることが大切です。学年に応じた計算力を、最低限身につけおけば中学受験の学習をスタートするには困りません。予習をしていてもしばらくやっていないと忘れてしまっている子を、塾ではよく見かけます。予習後も継続しないならもったいないかなと、個人的には思います。
計算力や図形の基礎は生活の中でも鍛えられる
「半分にする」と「2つに分ける」が結びつかなかったり、「9時10分前」を「9時10分」と勘違いしていまったりする子は意外といます。大人からしたら当たり前のことでも、親子の会話の中で考えることで、自然と鍛えられていくことも多いです。お手伝いで物を「半分に分けて」や「2つ分けて」もらったり、「今何時?出かけるまであと何分かな?」などと、日々の生活の中でぜひ質問してみてください。図形の基礎も、パズルやレゴなどで遊ぶことによっても培われていきます。

好奇心を広げる体験と生活習慣
さまざまな体験をさせてあげる
時間がある低学年のうちに、ぜひ旅行やお出かけしましょう!旅行では、各地の特産物、交通手段、気候など学べることがたくさん。実際の体験を通して学ぶことで、より深い理解を得ることができます。公園や博物館、水族館、動物園は子どもたちの好奇心を育ててくれます。お友達と元気に遊ぶのことも大切な体験です。

中学受験の塾に通い出すと、両立が難しくなってきます。時間に余裕のある低学年のうちに、お子さんの興味や性格に合わせて習い事をするのもよいでしょう。習い事を通じて集中力を高めたり継続して努力することを学んだりすることができます。スポーツなら体力づくりもできるのでおすすめです。
健康的な生活習慣は中学受験でも生きる
低学年のうちから机に向かう習慣や規則正しい生活を送る習慣を身につけることはとても大切です。中学受験の乗り切るために、生活リズムを整えて「元気に毎日通学できる体力」を養っていきましょう。
字を書くことへの抵抗感をなくす
中学受験では書くことは避けて通れない
学習量の多い中学受験では、たくさん書くことは必要不可欠になります。書くことを面倒に感じる子も多くすスピードも遅いと、同じ時間学習してもそれだけで処理できる量が変わってきます。普段から文字を書くことに慣れておくことは、中学受験では有利に働きます。その点では、家庭学習の教材を選ぶ際は、タブレット学習よりは鉛筆で書く教材の方が適していると思います。
視写で文字を書くことに慣れていく
同じ時間学習しても文字を書くスピードの違いだけでも、処理できる量が変わってきます。書くことを億劫に感じる子は、大事なことをメモしなかったり、途中式を省いてしまったりしがちです。
そこで、私がおすすめするのは、視写です。一回につき2、3文をノートに写していきます。文字数にすると100前後になりますが、これくらいだと集中して取り組みやすいです。この時一文字ずつ見ながら写すのではなく、文節ごと、できれば読点や句点まで覚えてから写すということを繰り返すと効果的です。文を作る要素や新しい言葉を身につけたり、漢字の練習にもなります。ポイントは、書き終わったら内容に文章について質問し感想を聞いたりすること。教材は学校の教科書から初めてみてもよいと思います。

中学受験の土台づくりは低学年から
低学年のうちは難しい勉強をたくさんするよりもお子さんの興味や学習への意欲をや育てていくこと大切です。親子でコミュニケーションをとりながら、中学受験の学習の土台作りをしていきましょう。


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