塾では指導している全ての子が志望校に合格するよう努めていますが、中学受験をしたお子さんの中には、残念ながら全落ちしてしまう子も一定数います。
中学受験で志望校を全て不合格になる全落ちの割合は、5%から10%と言われます。私の子どもたちが受験生のころは、5人に対して4人の席が用意されていると、塾の保護者会でお話があったこともあります。
この子が?!という子が不合格になってしまうことも多く、『受験は水物』ということを実感します。
受験後は良い知らせに喜びを感じる一方で、心を痛め反省するときでもあります。

私もわが子の中学受験の際は不安でいっぱいでしたし、直前期の不安は言葉に表せないほど大きいものです。
受験直前期に冷静に判断することはなかなか難しいものです。まだ1月2月の受験までは日がありますが、もっと早く知っていたら…ということがないように、このブログを読んでいただけると嬉しいです。


・受験直前に親がやってしまいがちな3つのNG行動
・全落ちを避けるために親ができること
・直前期に「いつもどおり」を保つことの大切さ
受験直前期にやってはいけない親のNG行動
- 親が不安になり志望校を直前になってコロコロ変える
- 学習環境や学習方法を直前になって変える
- まわりに振り回される
親が不安になり志望校を直前になってコロコロ変える
ある生徒の話ですが、1つめの学校で不合格となり、本命校の受験直前に急遽全く受験する予定のなかった学校を受験すると言い出しました。本人というよりは、保護者の方の意向ですよね…
本人の口から、「抑えで受ける」という言葉が出ていたので印象に残っています。
その子は、過去問を全く解いたことのない学校を受け、偏差値的には安全圏だったものの不合格となり、メンタルはズタボロのまま何校も受け続け、全落ちという結果になってしまいました。
このように、直前になって不安になり志望校を変えることは、準備不足になりますし子どもに精神的な影響を与えてしまいます。
学習環境や学習方法を直前になって変える
直前になって、家庭教師をつけたり、塾に通っていたのに塾に行かずに家庭で学習することにしたり、新しい教材に手をつけたりすることは、おすすめできません。
お子さんが混乱、学習方法のブレで実力が発揮できないという原因になってしまいます。
無理な追い込みをすることも、生活のリズムが崩れたり、精神的にも不安定になりかねません。
まわりに振り回される
他のお子さんがうまくいったとしても、それがわが子に当てはまるとは限りません。また、まわりのお子さんと比較することはモチベーションの低下につながります。



「○○くんはこの時期に偏差値が10上がったらしい」「あの塾に変えたら成績が上がったって」——こういった話は直前期には特に気になりますよね。でも焦って動くと、かえって子どものペースを崩してしまいます。情報収集は大切ですが、取捨選択はわが子の状況に合わせて冷静に。
全落ちを避けるために親がやれること
- 現実的な志望校の設定
- 学習環境や学習方法を直前になって変えない
- わが子に合ったサポートをする
現実的な志望校の設定
最初から志望校を絞らずに、複数の選択肢を考えておきましょう。



塾の先生に相談して、お子さんにあった学校を教えてもらい検討するのも良いと思います。
目標とする学校設定することは必要ですが、安全校を複数受験することをあらかじめ考えて多くことが得策です。結果次第で、実際に受験する学校を絞るなど、受験スケジュールに柔軟に対応することができます。
学習環境や学習方法を直前になって変えない
直前こそ、これまでのリズムを崩さないように『いつもどおり』を心がけましょう。親が不安になっていると子どもも不安になり、それがまた親の不安にもつながります。
親も不安になるとは思いますが、お子さんのために自分のためにも『いつもどおり』が大切です。
わが子に合ったサポートをする
さまざまな情報の中からわが子にあったものを探していく必要があります。
このブログに書いてあることが、全ての方に当てはまるわけではありません。実際に経験した方の話はとても参考になるので、ネットの他、塾の保護者会での先生の話や先輩ママの話などを参考にしながら、探していきましょう。


まとめ
受験直前に親がやってはいけないNG行動と、全落ちを避けるためのポイントをまとめます。
- 不安になっても、直前に志望校をコロコロ変えない
- 学習環境・学習方法は直前に変えない。「いつもどおり」を守る
- まわりの情報に振り回されず、わが子に合ったサポートを続ける
直前期は親も子も不安になるのは当然のこと。でもその不安を行動に移してしまうと、逆効果になることがあります。これまで積み上げてきたことを信じて、最後まで走り抜いてください。














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