こんにちは!shippoです。
シニアの母とハワイ旅行がようやく実現しました!
ハワイ旅行の目的は観光はもちろんですが、娘の結婚式があり祖母である母にも列席してもらうためです。70歳を超えた母もハワイには行きたいけれど心配なことがありまして。それは、長い時間歩けないこと。腰の手術をしたこともあり、ゆっくり歩いて20分が限界。本人も歩けないことで、皆に迷惑をかけないかと気にしていたのです。
そこで、できるだけ母に負担をかけないように、旅行の計画を練りました。
シニアと海外旅行を考えている人
羽田空港での車椅子の貸し出しを利用したい人
羽田空港は日本一広い空港
よほど旅慣れている方ならともかく、私たちのように空港をあまり使わない人間とって、羽田空港は
まさに巨大迷路💦
今回行きは羽田空港、帰りは成田空港を利用する予定です。ちなみに2番目に広い空港は成田空港になります。母に無理に歩かせてしまって、ハワイに行く前に疲れ果てて動けなくなってしまっては元も子もありません。

空港内で車椅子を貸りることができれたらいいのに…
日本一広い空港なので、さすがに車椅子の貸し出しサービスはあるはず!同じような経験をされている方もいるはずだと思い、空港や航空会社のサイトやいくかのブログを参考にしたりしながら検討していきました。
空港で車椅子レンタルするには
羽田空港では、他の航空会社や空港でも車椅子の貸し出しされています。今回はANAの航空券を購入していたので、ANAでの貸し出しについて詳しく説明していきます。
ANAの『お手伝いが必要なお客様へのご案内』のサービスをチェック
ANAは、病気やケガ、障がいによる体の不自由な方だけでなく、妊娠や高齢、小さなお子さん連れの方などに対しても、安心して旅ができるようにサポートしてくれます。
『お身体の不自由な方の相談デスク』に問い合わせ
問い合わせはメールやFAXでもできますが、相談して利用するか決めたかったので、電話で問い合わせしました。母ために空港内で車椅子貸し出しについて話を聞いた結果、その場で買い出しの予約をすることにしました。


問い合わせ時に聞かれたこと
- 車椅子利用者の氏名
- 搭乗日、便名と予約番号
- 利用者の歩行状況
- 利用する空港
- 付き添いについて など
行きの羽田空港と帰りの成田空港、目的地のホノルル空港での貸し出しも予約してもらえました。家族で搭乗することをあらかじめ話していたことで、付き添いの確認は済んでいたのだと思います。
車椅子を利用する方の状況によっては詳しく聞かれる可能性もあるので、利用者についてよく知っている方が問い合わせることをおすすめします。電話の場合は、時間帯によってはオペレータの方と繋がるまでに時間がかかるので、余裕を持ってかけてくださいね。
羽田空港で車椅子貸し出し出国当日の流れ
羽田空港に到着したら
リムジンバスで空港の第2ターミナルに到着。3階にある国際線の出発ロビーに向かいました。
目印はこのオブジェです。目の前に『お手伝いが必要なお客様カウンター』があります。


お手伝いが必要なお客様カウンターへGo


一緒に搭乗するメンバーがまだ全員揃っていないことを伝えると、先に車椅子だけ借りることができました。4階のスタバで休憩し、全員揃ったところで再びお客様カウンターを訪ねました。車椅子利用者だけでなく同乗者全員が、チェックインや機内預かりの荷物を預けることができました。
搭乗時間1時間前に集合
お手伝いが必要なお客様カウンターの脇の待ち合わせ場所は、お客様カウンターからすぐのところにあります。
出発までまだ1時間半くらいありました。本来なら1時間前にANAのスタッフの方と待ち合わせして、保安検査に進むことになります。私たちは早めに保安検査を済ませて食事をしたかったのでお願いをして、スタッフの方を早めに呼んでいただいて、保安検査に進みました。(ANAのみなさんに感謝です😊)


車椅子はスタッフの方が押してくれるので、他のメンバーも後に続きます。普通とは別ルートなのでちょっとドキドキしますね。保安検査がおわり、レストランなどが並んでいるところで一旦スタッフの方とはお別れしました。
食事を済ませ搭乗口の近くの椅子の座っていると、先ほどとは別のスタッフの方が来てくれました。搭乗は事前改札サービスで、早めの登場になります。スロープは車椅子を後ろ向きにして進んでくれたりと、心遣いが嬉しかったです。シートも柔らかく、乗り心地も良かったそうです。


飛行機の入り口ギリギリまで車椅子で案内され、機内の移動は母は自分の足で歩きました。機内に誰もおらず、焦ることなくゆっくり歩くことができたので、本当に助かりました。
搭乗後、ホノルル空港に到着したら係の方が迎えに来てくれるまでは着席して待つように案内がありました。


ホノルル空港に到着
ホノルル空港到着後、メンバー全員で係りの方からの案内を待ちます。他の乗客の方が降りると係りの方に案内され、搭乗口まで歩きます。搭乗口に車椅子が用意されていましたのでここからは、歩かずに車椅子での移動です。現地スタッフの男性車椅子を押してくれ、すいすい進んで行くので慌ててついていきます笑。



羽田空港で借りた車椅子とは違ってかなり重そうな車椅子でした💦
入国審査はメンバー全員一緒ではなく別行動となり、母の付き添いは1名だけOKでした。入国審査後、お世話になった現地スタッフの方にはチップを渡しています。
手荷物受取所で合流し、予約していたHISのワイキキ行シャトルバス乗り場へ向かいました。HISの方に教えてもらい、乗り場の近くに車椅子を置いて返却しました。


帰国時も車椅子レンタル
帰国時のホノルル空港では
帰国時は空港に到着して搭乗手続きの列に並ぶ前に、空港のスタッフに車椅子を利用したい旨を伝えると車椅子をしてくれました。搭乗手続きの列には車椅子のまま並びます。今回はスタッフではなく、自分たちで車椅子を押して、手荷物検査を終えました。母としてはスタッフの方に押してもらうのは気がひけるようで、これはこれでよかったみたいです。
写真は搭乗手続きの列に並んでいるところです。羽田空港で借りた車椅子とのちがいわかりますか?


事前改札のアナウンスがあったら移動し、搭乗口まで車椅子で進みます。母は長距離でなればゆっくり歩くことはできるので、機内は自分で歩いています。歩行が困難な場合は機内まで車椅子での移動もできるようなので、事前に航空会社に相談してみてくださいね。
帰りの機体はフライングホヌのカイくんです。




成田空港に到着
着陸後は、スタッフの方の案内があるまで待ちます。他の乗客の方が降りてから案内されて搭乗口に向かうと、車椅子が用意されていました。スタッフの方が車椅子を押してくれて、母の入国審査に連れて行ってくれました。



ANAのスタッフの方には大変お世話になりました!
空港からの帰りはJRを利用したのですが、車椅子は空港を出るギリギリまで使用することができました。
まとめ
母と一緒にハワイに行くと決めてから、なるべく母に負担をかけないようにするため日本から車椅子を借りて行くことも考えました。現地で車椅子のレンタルが可能になったので、今回はANAの車椅子貸し出しサービスを利用することにしました。
ホノルル市内は想像以上にバリアフリーが進んでいて、現地の方も道を譲ってくれたりとても親切に接してくれて困ることはありませんでした。探してみると、車椅子で参加できる観光ツアーもあったりします。
ANAのサービスを使用することで、母とのハワイ旅行を実現することができました。ぜひみなさんも、工夫することで旅行を楽しんでください。

