秋頃になると、各学校では募集要項と併せて願書が公開され始めます。もう入手して確認された方はわかると思いますが、記載する内容は志願者情報以外にもいくつかあります。その中で頭を悩ませる方が多いのが、志望理由欄です。保護者ではなく受験生本人が記入するように指定している学校も、少なくありません。今回は、志望理由を受験生本人が書く場合のポイントや書く時の手順をご紹介していきます。
・どんなことを志望理由に書くのかわからない受験生を持つ保護者
・志望理由を書く時のポイントや手順を知りたい人

志望理由に書く内容例
いざ志望理由を書くと言われても、何を書けば良いのがわからないというお子さんは多いです。まずは、親子で話し合いながら興味を持った理由や学校の魅力などを箇条書きにしてみてみましょう。その中で具体的に書けそうなものを選んで、文章にまとめると良いでしょう。志望理由の文字数にもよりますが、多くの理由を挙げればいいというわけではないので、1つまたは2つを選ぶのがおすすめです。
| 内容 | 具体例 |
|---|---|
| 具体的な体験 | 説明会や学園祭などのイベントに参加した際の体験 |
| 学校の特徴や理念 | 学校の教育方針、教育理念、部活動、進学実績 |
| 卒業生や在校生について | 在校生や卒業生から受けた良い印象や、具体的な行動 |
| この中学でやりたいこと | 伸ばしたいたい力、部活動、将来の目標、得意なこと |
具体的な体験をもとにかく
説明会や学園祭など参加した際を、印象に残った出来事を具体的ばエピソードを交えながら書くと説得力が増します。志望度が高い場合は、必ず受験生本人も一度は学校を訪れておきましょう。

学校の特徴や理念をよく理解する
各学校には教育方針や教育理念があり、どのような教育に力を入れているかについてはそれぞれの特色があります。英語教育、プログラミング教育、SSHなどの特色を受験生本人の伸ばしたい力と結びつけて、書いていきます。事前に、説明会やHP・パンフレットや説明会を通して、学校の特色を理解しておくことが必要になります。

卒業生や在校生について
活躍する卒業生や在校生は、学校にとっての誇りです。卒業生について書く場合は、学校の教育理念や校風に関連づけて書くこともできます。年の近い在校生は、受験生にとって近い将来の自分と重ね合わせることができる存在です。文化祭などの行事や部活動でで先輩がいきいきと活躍している姿を見て、自分も先輩のように活躍したいと思う子も多いことでしょう。

この学校でやりたいことに結びつける
中学生になったら参加したい部活動や学校の行事などがある子も、多いのではないでしょうか。小学校から続けてきたスポーツや習い事などがあれば、それと繋げて書いていきます。文化祭や体育祭などの生徒会の活動に興味を持っている場合は、積極的に活動することをアピールできます。

志望理由を書くときに気をつけたい表現
学校側は志望理由を通して、お子さんの考えを知りたいと思っています。お子さんの考えを文章にすることはもちろんなのですが、言葉遣いには気をつける必要があります。学校に対して失礼のないようにと敬語を使いすぎた文章は、子どもらしさがなくなってしまいます。学校側が、「本当に受験生本人が書いたの?』と思われてします可能性もあります。丁寧さが伝われば問題ないので、あまり過度に心配しなくても大丈夫です。
| ワード | 表現の仕方例 |
|---|---|
| 志望校 | 貴校、〇〇中学校や学校でも可 |
| 自分 | 私または僕 |
| 志望校の生徒 | 在校生 |
| 文末表現 | 〜です。〜ます。 |

丁寧に書類を作ることは、お子さんにとっても良い経験になります
志望理由例文(実際に合格した子の内容をもとにアレンジしたもの)
私が貴校を志望した理由は、2つあります。1つ目は、学校校見学会に参加させていただいた際に、校内を案内してくださる在校生のみなさんの姿が印象的だったからです。自主的に活動されていて、私の質問にも笑顔で答えてくれました。〇〇中学校で充実した学校生活を過ごしている様子に、憧れを感じています。2つ目は、図書館が充実していることです。とくに、私が興味を持っている科学に関する本がたくさんあり、読書を通して科学についてもっと学びたいという気持ちが強くなりました。
記入の際の手順
書きたい内容を箇条書きにして文章にしてみる
まずは、お子さんと「なせこのが学校を選んだのか」「学校の良いところ」を話し合い箇条書きにしてみてください。その中で具体的なエピソードと結びつけられるものを、お子さんと一緒に選びます。具体的なエピソードを入れることによって、書いた本人だけの志望理由を作成できます。書く内容が決まったら、本人に原稿用紙やノートなどに書いてもらいましょう。お子さん自身の言葉で書いてもらい、誤字脱字、表現が伝わりにくいところは必ず修正してあげてください。



お子さんの志望理由については、通っている塾でチェックしてもらう方も多いです。


学校側も受験生本人の考えを聞くために志望理由欄を用意しています。なかなか書けない場合は、一緒に考えてあげることもあると思いますが、お子さんの考えを大切にしながら作成しましょう。



志望理由に書いた内容は面接で質問されることが多いです、お子さん自身が考えた内容なら、面接でもお子さんが答えることができますね。
書きやすいボールペンと願書のコピーの用意
志望理由欄は、基本的に黒のボールペンで記入します。多くの子どもたちはボールペンで文字を書くことに慣れていません。お子さんが書きやすいボールペンを用意しましょう。消すことができるフリクションはNGです。練習用押して、記入前の願書をコピーしておきます。



ジェットストリームは書き味がなめらかで、子どもにも書きやすいです。コンビニでも手に入りやすいのでおすすめ。
コピーした用紙に書いてみる
最初は鉛筆で書いてみて、文字の大きさや文字数の確認をします。罫線しかない場合もあるので、実際に書いてみると思っていたのとは違うこともあります。良ければ、ボールペンで書いてみましょう。
書き損じた場合を考えて、願書を2部取り寄せておく方もいます。志望理由や志望動機を書く時期は、出願期間間際のことが多いです。郵送の取り寄せでは間に合わないこともあるので、心配な方は願書を2部用意しておくと良いです。



期限直前に書き損じて、直接学校まで取りに行った方もいました。
練習が終わったら清書
練習していても、清書となると間違えて書いてしまうこともあります。いきなりボールペンで書かずに、鉛筆でうっすら下書きをするのがおすすめです。文字を書いておくのもいいですし、丸を書いて文字の位置がわかるように印をつけるのもいいと思います。記入後に消しゴムで消した時に跡が残らないように、強く書きすぎないように気をつけましょう。
鉛筆OKでコピーを提出のところもありますが、その場合はコピーでしっかり読み取れるように濃いめに書く必要があります。
清書したものをコピーしておく
書き上げた願書は、必ずコピーして大切に保管しておきます。面接がある場合には、記載した内容について質問されることも多いです。答えにくい内容や経験していないことは書かないようにしましょう。



提出後に、願書に書いた内容に不備があったかも?と心配になる方もいるので、コピーがあれば確認できるので安心です。
まとめ
志望理由には親子で話し合いお子さんの考えを尊重しながら作成していくことが大切です。最近はWEB出願の学校も増えてきましたが、願書は学校説明会での配布や学校窓口購入、郵送での取り寄せの学校もまだ多いです。志望理由や調査書など準備に時間がかかるものもあります。早めに入手して、記載内容や提出書類などの確認をしておきましょう。











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