塾の宿題を終わらせてほしいのに、もうこんな時間💦寝かせなきゃ、という経験はありませんか?
宿題をとるか睡眠時間をとるか悩んだこともありましたが、あと少しで終わるからと睡眠時間が減ると、やはり子どもの体は正直で次の日に影響が出てしまうものです。
たくさんの宿題を終わらせるには勉強時間をたくさん取る必要があると考えるかもしれませんが、むしろ睡眠時間をしっかりとったほうがいいかもしれないのです。
・宿題を終わらせるには、しっかり睡眠をとったほうがいい
・理想睡眠時間を確保するための工夫
・寝て起きた朝こそ学習効率が上がる

小学生に必要といわれる睡眠時間
米国国立睡眠財団では、6歳から13歳には1日9時間から11時間の睡眠が推奨しています。9時間の睡眠の場合、7時起床だとしたら少なくとも夜10時には寝ることになります。小学校の登校時間を考えると7時より前には起きておきたいところでしょう。
睡眠不足が学習に与える影響
- 集中力の低下
- 記憶力の低下
- メンタルが不安定になる
- 体力・免疫力の低下
試験前に睡眠時間を削って勉強した時に頭がぼーっとして勉強の成果が発揮できなかった経験があります。睡眠不足は、集中力記憶力の低下を招きますし結局成果としては現れないという結果になりかねません。
また睡眠は精神的な疲労の回復に効果があります、睡眠不足が続くとイライラしやすくメンタルが不安定になったりするので、集中して勉強することができなくなってしまします。睡眠不足で疲れやすくなっているところに、睡眠時の成長ホルモンの分泌が減少し、風邪をひきやすくなったり体調がすぐれなかったりすることで学習に集中できなくなってしまいます。

よく寝る子は成績が伸びる?!
私立の中高一貫校に通った子どもたちからの話と私の経験上から、成績上位の子ほど早く寝ている傾向があります。学年トップの子の場合は、夜9、10時には寝て朝は6時には起床、早いと6時前より目が覚めてしまうそうです。学校ではとにかく授業に集中し、学校の宿題もほとんど終わらせて帰宅、通学時間も単語を覚えたりと、起きている間の時間の使い方に無駄がありません。

学習効率が非常に良いのですよね〜
しっかり寝たほうが宿題が終わる
寝て起きた後は勉強がはかどる
睡眠は、身体の疲労回復と脳の疲労回復にも大きく影響すると言われています。寝ている間に、成長ホルモンの分泌が促され免疫力高めたり、記憶を整理し定着させたりすることができるのです。
心も体も疲労回復した状態の朝は集中力があるので、学習する時間にとても適しています。中学受験時の塾に通っていると毎日の計算や漢字が宿題として出されている場合が多いと思います。朝は時間に余裕があまりないでしょうから、短時間で出来る計算や漢字がピッタリです。集中して取り組めれば、こなせる量も増えますし質の高い学習ができるようになるでしょう。



テスト練習のつもりで時間を計って、取り組むのもおすすめです。
朝型で学習効率を上げる
塾でも眠そうにしている子に「昨日は何時に寝たの?」聞くと、夜12時近くまで起きていたということがよくあります。そんな子に限って、朝はギリギリまで寝ていたりします。夜遅くまで勉強していても集中できていなければやっている時間ほどの成果は出ません。効率よく学習できる朝の時間には起きれないだけでなく、頭がぼーっとしたまま1日を過ごしてしまうことになってしまいます。
宿題をやっているのに成績が伸びない、成績が伸びないからやる気が出ないというループに入っていると感じています。



頑張っている子こそ報われてほしいです。
夜は早めに寝て朝の集中力ある状態で効率よく宿題ができるようにしてくことで、成績アップも期待できます。頑張りが結果になって現れることは、モチベーションの維持にも効果的です。
私立の場合は通学に時間がかかる多いので自然と朝方になっていきます。お子さんによって適した睡眠時間がありますが、睡眠時間を確保するには何時に寝るかがカギとなります。


睡眠時間を確保するための工夫
効率よく学習するための睡眠時間の目安
小4、小5までは9時間以上の睡眠時間を確保できるようにしましょう。
小6は塾から帰ると夜9時を過ぎている場合が多いので、どんなに早くても布団に入るのは10時半くらいになってしまいます。小6の場合は、8時間以上の睡眠時間を目標にしていきましょう。
お子さんの体力によっても変わってきますので、お子さんに合わせた睡眠時間を確保していくことが大切です。



お子さんん体力をつけるために、低学年のうちにスイミングなどに通うのもおすすめです。
睡眠時間確保するための工夫
- 就寝時間と起床時間を固定する
- 夕食を早めに済ませる
- 寝る前にスマホは使わない
- 寝る前のルーティンを作る
- 部屋を暗くする
生活リズムを整える
夏休みは生活リズムが崩れがちになりますが、その影響は夏休み明けにも続いてしまうので気をつける必要があります。夕食の時間は寝る2〜3時間前に済ませておくと体に負担が体に負担がかかりません。
寝るための雰囲気づくり
寝る前のスマホは脳を刺激し眠りの妨げになってしまいます。代わりに、読書をするなどの寝る前のルーティンを作っておくのがおすすめです。家族が起きていると明かりが漏れていたり物音がしたりすると気になってしまうので、部屋を暗くし静かで落ち着いた雰囲気作りも大切です。うちの場合は寝る前は親子で本を読むのを習慣にし、いつの間にか寝ているという感じでした。
塾で眠そうにしている子に話を聞くと、夜中にスマホでゲームをしていて保護者の方は知らないということがあったので、スマホの置き場所などのルールを決めておくとよいでしょう。


まとめ
中学受験ではたくさんの学習時間を確保する必要があると考えがちですが、学習効率を上げたいと考えるならまずは工夫して睡眠時間の確保することが大切になってきます。


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