志望校をいつまでに決めなければいけないという決まりはありませんが、まわりの受験生がいつごろまでに志望校を決めているのか気になるのではないでしょうか。
小6の夏休みになっても志望校が決まっていないというお子さんもいますが、志望校の決定はお子さんのモチベーション維持につながります。
早めに志望校を決めることが理想的ですが、複数の志望校を考えるとなると悩みますよね。
このブログでは、受験生がいつ志望校を決定したかというアンケート(栄光ゼミナール)をもとに、志望校を決める時期と決める際のポイントについてお話していきたいと思います。

中学受験をした受験生はいつ志望校を決定したのはいつ?
志望校を決定した時期に関するアンケート
栄光ゼミナール2024年受験生アンケート私立国立中学受験編

アンケート結果によると、早い人は低学年から約7割の受験生は小学6年生の夏休みに入る前までに志望校を決定しています。小6の夏休み以降に決定している受験生も3割ほどいます。
うちはいつ決めた?
長男の場合
長男は中学でやりたい部活があり、第1志望校は小5のはじめには第1志望校は決まっていました。その後、気になる7校の学校説明会や学園祭に参加し、塾の先生のお話も参考にしながら5校ほどに絞りました。受験直前に受験校を変更したり追加したりすることもなく、予定した学校全て受験しました。受験した全ての学校に、長男本人も見学に行っています。

自分が通うことになるかもしれない学校なので、一度は子ども本人の目で確かめておいてほしいという思いがありました。
長女の場合
小5のはじめの頃は明確な志望校はなく、学校説明会や学園祭に参加したり、塾の先生に薦められた学校に見学にもいきました。長女の場合は中学でやりたいことということは特段なく、教育方針が本人に合う学校を基準に本人の意見を聞きながら受験校を選んでいきました。小6の夏休み前には、その中から、1月の受験で合格をもらえる場合とそうでなかった場合の2パターンの想定して受験校を決めました。長女も全ての学校に見学に行っています。



実際足を運んでみると、通学手段や生徒の雰囲気などもわかります。小6の夏休み以降は受験勉強で忙しいので、もしかしたら受験するかもという学校には、小6のはじめまでに一度訪れてみることをおすすめします。
志望校を決めるための情報を集め
志望校を決めるための情報収集方法に関するアンケート


情報収集の方法で1番多かったのが、学校のイベントです。学校のイベントとしては、学校説明会やオープンスクール、学園祭、体育祭、入試体験などがあります。小6になると塾の授業時間や模試の回数も増えたりと忙しくなるので、できれば小5のうちにお子さんと一緒に参加するのがよいでしょう。参加時に、過去問をもらえたりすることもあります。



うちの子は、志望校の学園祭で生徒さんに作り方を教えてもらって作った作品をお守りのようにしていました。
中学受験の志望校を決める時期とポイント
志望校を決める時期
小4の頃から情報収集をはじめ、一度はお子さんと一緒に学校を訪れて決めて、小学5年生の早い段階で第1志望校だけでも決めておくことが理想的です。
その他の志望校については、学校説明会などのイベントに参加し、小6の夏休み前までになるまでに複数の志望校決定し、秋には過去問対策をするという流れがスムーズです。



最終的に志望校変更することもあるので、実際に受験する校数より多めに、候補となる学校を10校ほど選んでおくのが得策です。
志望校を決める際のポイント
- 小4のころからお子さんと学校のイベントに参加して、親子で考えておく
- 志望校を選ぶ際に重視する点を考えておく(通学時間、教育方針、進学実績、設備など)
- 小6のはじめまでには志望校を決めておくと、過去問対策ができる
- 第1志望校を早めに決めておくと、お子さんのモチベーションに繋がる
- 志望校は、実際に受験する校数より多めに選んでおく
学校のイベントとしては、学校説明会やオープンスクール、学園祭、体育祭、入試体験などがあります。小6になると塾の授業時間や模試の回数も増えたりして時間に余裕がなくなるので、できれば小5のうちに参加するのがよいです。2025年度の小学5、6年生向け学校説明会などのイベントは、study中学受験のHPでまとめられているので気になる方は参考にしてください。
塾の先生に相談するのがおすすめです。実際お子さんを担当しているのでお子さんに合った学校教えてもらえたし、これまでたくさんの受験生を見てきた経験からもアドバイスしてもらえます。
志望校いつ決める?まとめ
志望校の決定は、お子さんのモチベーション維持に重要な役割を果たします。受験の合否にも大きく関わってくるので、情報収集は小4のはじめから行い、できるだけ早めに第1志望校を決定しておくのがおすすめです。
そのほかの志望校は、小6の夏休み前までに選び秋以降は志望校の過去問に取り組めるようにしたいものです。そうしても決めきれない場合は、遅くとも小6の11月までには決めていきましょう。
受験生の多くが小学6年生の夏休み前までに志望校を決定していますが、最終的な受験校は同じとは限りません。お子さんの成績や、受験の合否によって受験スケジュールはギリギリまで変わる可能性があるので、ある程度広く学校を見て、10校程度の志望校を考えておくことよいでしょう。


コメント